林道は、林業や木材産業に従事する人々の仕事のための重要な道であるばかりでなく、農山村地域に暮らす人々の生活道路として、あるいは、緑を求める都会の人々の森とのふれあいの道として、現代社会のなかで大変重要な役割を果たしています。
このように農山村に暮らし、働くみなさんにとっても、都会に暮らす方々にとっても欠くことのできない林道は、現在、日本全国でおよそ14万キロメートルも延びていて、その距離は国道・都道府県道など一般の道路の延長距離の約1割にも達していますが、林道にはさまざまな面で一般公道とは違った交通安全上の特性があり、事故が絶えることがありません。こうしたことから、いまやその通行の安全の確保と快適な利用は、非常に重要な課題となっています。
林道安全協会は、林道を直接あるいは間接的に利用する者・団体をもって組織する公益法人として、地域の交通関係諸団体と緊密に連携しながら、安全標識の設置など林道の適正な安全管理、通行者に対する安全指導及び安全思想の普及啓発、万一事故が発生した場合の円滑な被災補償などの業務を行うなど、林道利用者の事故の未然防止と事故発生の場合の円滑な被害者救済に取り組み、地域の振興と福祉の向上に寄与しています。
2024年06月01日 | 令和6年度定時総会は、令和6年5月22日に終了しました。 |
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